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スイミングキャップの正しい選び方は?確認したい素材やサイズ感を解説

スイミングキャップは、水の抵抗を減らして泳ぎのパフォーマンスを高めるだけでなく、プールでの衛生も保てるため、着用が義務付けられているプールも多くあります。せっかくスイミングキャップを被るのであれば、デザイン性に優れ、快適に被れるキャップを選びましょう。

当記事では、スイミングキャップの種類や選び方を詳しく解説します。当記事を参考にして、自分の使用用途や好みにぴったりのスイミングキャップを見つけてください。

 

1.スイミングキャップにはどのような種類がある?

スイミングキャップに使用される素材は複数あります。素材によってもキャップの特性は異なるため、用途に合わせた商品の選択が重要です。

以下では、キャップの素材として主流のシリコン・メッシュ・テキスタイル(トリコット素材)について、それぞれの特徴と向く用途を解説します。

 

1-1.シリコンキャップ

シリコンキャップはシリコン素材で作られており、水を通さずキャップ内に水が侵入しにくいのが特徴です。特に、塩素による髪のダメージを抑えたい方や、そもそも髪を濡らしたくない方に人気があります。

また、頭にピッタリとフィットしやすく水の抵抗を軽減できるので、競泳大会などでタイムを縮めたいときに効果的です。トップスイマーからフィットネススイマーまで、幅広い層に愛用されています。

ただし、フィット感が強いため長時間の使用には向かず、被りにくさがある点は注意が必要です。最近では練習用に柔らかなタイプも登場しており、上級者だけでなく初心者にもおすすめできます。

V146 シリコーンコーティングキャップ

V61 シリコーンキャップ

 

1-2.メッシュキャップ

メッシュキャップは、通気性・通水性が高く乾きやすいメッシュ素材で作られています。長時間の使用でも蒸れにくいため、フィットネススイミングや水泳の授業など、長時間の活動でよく使用されるキャップです。

水の抜けがよく、頭に程よくフィットするので、初心者から経験者まで幅広く愛用されています。また、価格が比較的安く、手軽に購入できるのも大きな魅力です。カラフルでデザイン性の高い製品も多く、気軽に楽しむスイミングには最適と言えるでしょう。

ただし、水がキャップ内に入るため必ず髪が濡れます。水の抵抗を受けやすく、スピードを競うレース用としては向きません。

V8205 メッシュキャップ

 

1-3.テキスタイルキャップ(トリコット素材キャップ)

テキスタイルキャップ、別名トリコットキャップは水着と同じ素材で作られており、縦横に適度な伸縮性があります。頭へのフィット感がありながらもシリコンタイプより締め付け感が少なく、長時間の使用でも快適です。通気性・通水性もあり蒸れにくく、かつメッシュタイプのように透けません。また、長い髪もすっきり収めやすいので、特に女性におすすめです。

水泳の授業やフィットネススイミング、プールでの遊びなど幅広い用途に適していますが、必ず髪が濡れてしまう点は留意が必要となります。デザインのバリエーションが豊富で、初心者から中級者まで扱いやすいのが特徴です。

V154 ツーウェイキャップ ゆったりタイプ

V52 ツーウェイキャップ

V56 ジュニアツーウェイキャップ

 

2.スイミングキャップの選び方

スイミングキャップを選ぶ際は、素材だけでなく、サイズ感やデザイン、着用の快適さも重要です。用途に応じて最適なキャップを選べば、水泳をより楽しく、効果的に行えるでしょう。

以下では、スイミングキャップを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

 

2-1.サイズを確認する

スイミングキャップを選ぶ際には、サイズの確認が重要です。サイズが頭囲よりも大きすぎると、泳いでいる途中で脱げたり水が侵入したりするためです。

髪の長い方は、髪を全部入れた状態でキツすぎないかを確認することも大切です。キャップの素材によっては、乾いている状態でピッタリでも実際に泳ぐと脱げやすくなる場合があります。サイズ選びに迷った場合は、やや小さめのサイズを選ぶのがおすすめです。

 

2-2.デザインで選ぶ

スイミングキャップの選び方において、デザインも重要な要素の1つです。場所を選ばずに使えるシンプルなキャップだけでなく、カラフルなパターンからブランドロゴやイラストが入ったデザイン性に優れた製品まで、デザインも豊富にそろっています。

好みに合うデザインを選び、水着とのコーディネートを楽しめば、スイミングのモチベーションが高まるでしょう。特に個性的なデザインやカラフルな色合いのキャップは、海やプールなどでほかの人と区別しやすく便利です。

ただし、学校やジムで使用する際は、事前にデザインやカラーの指定がないか確認する必要があります。

 

2-3.被りやすさで選ぶ

被りやすさを重視するのであれば、メッシュキャップやテキスタイルキャップがおすすめです。どちらも伸縮性が高く、縦横に自由に伸ばせるため着脱がしやすく、あまり力のない方や時間を効率的に使いたい方に向いています。

シリコンキャップは髪へのダメージは少ないものの、着脱はやや困難です。髪が長い方には、ロングヘア向けのスイムキャップもおすすめです。各素材の特性を考慮し、使用状況と髪の長さに合わせたキャップを選びましょう。

 

3.スイミングキャップはなぜ必要?

スイミングキャップを必要とする主な理由は以下の2つです。

・水の抵抗を減らす

スイミングキャップが髪の毛をすっぽりと覆い隠すことで、水の抵抗を抑えられます。特に髪が長い方は、キャップなしで泳ぐと髪が顔にまとわり付き、泳ぎにくさを感じます。また、ゴーグルの着用がスムーズになるのもメリットです。

・衛生的なプールを維持する

キャップの着用により抜け毛がプールに散らばるのを防げます。衛生的な環境を保ちやすくなる上、抜け毛の排水溝詰まりを防止すれば、設備のトラブルも避けられます。また、髪が排水溝に吸い込まれる事故を防止する意味でも、公共プールではキャップの着用を義務付けているところが大半です。

 

3-1.スイミングキャップの正しい被り方

シリコンキャップ・メッシュキャップそれぞれの正しい被り方は、以下の通りです。

【シリコンキャップの被り方】

1 キャップの裾を内側に1~2cm折り返す
シリコンキャップは、裾を折り返してから被るとフィットしやすくなります。折り返しの幅は頭の大きさに応じて調整してください。
2 キャップを親指と人差し指で支える
親指と人差し指でキャップの下部をしっかりと掴み、軽くうつむいて頭の前面からかぶり始めます。このとき、手のひら全体でキャップを持つとずれやすくなるため注意が必要です。
3 前頭部から被り、後頭部まで伸ばす
前頭部にキャップを置いた後、後頭部に向かってしっかりと引き伸ばします。ここでキャップを均等に伸ばし、頭全体にフィットさせることが大切です。髪に引っかかる場合は、キャップの内側にベビーパウダーをはたくと滑りがよくなります。

【メッシュキャップの被り方】

1 タグが後ろに来るように持ち、内側を折り曲げずにかぶる
メッシュキャップは内側を折り曲げる必要がありません。タグが真後ろに来るように調整しましょう。
2 キャップを額に置き、後頭部に向かって伸ばす
キャップの前部を額に引っ掛けたら後ろに向かってゆっくりと伸ばし、頭全体を覆います。ここで均一に伸ばすことがポイントです。

スイミングキャップを被る際は、以下の点に注意しましょう。

【キャップを被る際の注意点】

  • 爪を立てて引っ張りすぎると破れる場合があるため、力加減に注意する
  • 髪の毛がキャップからはみ出さないよう、すべての髪をしっかりとキャップ内に収める
  • ロングヘアの場合は、髪をお団子にしてからキャップに収める
  • 髪の毛を事前に軽く濡らしておく
  • ロゴがサイドにくるように位置を調整する
  • 無地の場合はV字の縫い目部分が正面に来るよう調整する
  • 基本的に耳は全部出す
  • キャップが正しくフィットしているか、泳ぐ前に確認する

髪の毛をしっかりと固定したい場合は、メッシュキャップを被った上からシリコンキャップを被る方法もあります。

 

まとめ

スイミングキャップを選ぶときは、素材の特性を理解し、自分の使用目的や好みに合わせて選びましょう。シリコンキャップは防水性に優れ水の抵抗も受けにくく、髪を濡らしたくない方や競泳大会に出場する人に向いています。一方で、メッシュキャップは通気性が高く締め付けも少ないため気軽にスイミングを楽しみたい方にぴったりです。また快適な着用感が特徴のテキスタイルキャップ(トリコット素材キャップ)もあります。

自分に合ったスイミングキャップを探したい方は、ぜひVIEWのスイミングキャップもご検討ください

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