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スイミング教室は何歳から通うとよい?水泳を習うメリットを解説

スイミングは、子どもの習い事の中でも昔から人気のスポーツです。水中運動は全身運動なので、柔軟性や平衡感覚、持久力などの基礎的な運動能力の向上が期待できます。また、クラスでの練習を通して、社会性や友達との協調性なども身に付けられます。

当記事では、子どもの発達面においてスイミングは何歳から始めるとよいのか、また子どもをスイミングに通わせるときの注意点などについて、詳しく解説します。子どもに水泳を習わせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.スイミングは何歳から始めるとよい?

スイミングは、赤ちゃんから大人まで幅広い年齢層が楽しめる運動です。特に、小学生の27%が水泳を習っていることがデータから分かっており、子どもの習い事としてスイミングは非常に人気です。

出典:学研教育総合研究所「小学生白書Web版」

スイミングを始める適切な時期は個人差がありますが、一般的には以下のように分類できます。

ベビースイミング
生後6か月頃から始められます。赤ちゃんとの親子で水遊びを通して、水に慣れ親しむことができます。
幼児(3~5歳)
3歳前後から習い始めるのが一般的です。この時期からクロール、平泳ぎ、背泳ぎなどの基本的な泳ぎ方を学べます。
小学生
運動能力が高まる時期なので、技術の上達がより見込めます。習熟度に応じて、4泳法を学ぶのが一般的です。

 

1-1.子どもの発達から考えるベストな時期は?

子どもの発達から考えるベストな時期は、一般的に3歳から5歳の時期と言われています。その理由や主なメリットとしては、以下の通りです。

  • 3歳から5歳の時期になると、子どもは自然と新しい環境に興味を持ち、学ぶ意欲が高まっている。
  • 水泳を通じて水の浮力に順応しながら体幹を鍛えられ、全体のバランス感覚や姿勢の改善にもつながる。
  • 水の中での動きは陸上とは異なる感覚が要求されるため、神経系の発達にも良い影響を与えられる。
  • 水に慣れると水の危険性に対する自然な理解と対応能力が育ち、水辺の活動を安全に楽しむ基礎が形成される。
  • 先生・コーチとのコミュニケーションを通じて社会性も育ち、他のスポーツや学校生活にも良い影響を与える可能性がある。

3歳から5歳の頃は運動神経が大きく発達する時期です。この時期にスイミングを始めることで、全身を使う泳ぎの動作を自然に覚え、運動神経の発達を促せます。

 

2.子どもがスイミング教室に通うメリットは?

スイミングには体を動かす有酸素運動としての効果だけでなく、自律神経の調整を通じて免疫力アップにもつながるなど、さまざまなメリットがあります。以下では、子どもがスイミング教室に通うことで得られる4つのメリットを紹介します。

 

2-1.免疫力が上がる

子どもがスイミング教室に通うことで、免疫力の向上が期待できます。

水泳は全身運動かつ、有酸素運動でもあります。有酸素運動は、体内に酸素を取り込みながら行う運動で、免疫細胞を活性化する効果があります。免疫細胞は、体内に侵入したウイルスや細菌と戦うのが主な役割です。活発な運動によって免疫細胞が活性化されると、病気にかかりにくくなったり、風邪をひいても早く治りやすくなったりするでしょう。

また、水泳は、水圧や水温の変化に体が適応するために、自律神経のバランスを整える・鍛えられるのもメリットです。自律神経は、体のさまざまな機能を司る神経系で、免疫機能にもポジティブな影響を与えます。

 

2-2.心肺機能が上がる

水中では空気の摂取が制限されるので、効率的に呼吸を行わなくてはなりません。水中での呼吸によって、呼吸に関わる筋肉が鍛えられ、肺活量が大きくなります。呼吸筋が鍛えられると、肺活量が増え、酸素を効率的に取り込めるようになります。酸素は、エネルギー産生や疲労回復に必須なため、心肺機能の向上にもつながるでしょう。

また、全身運動であるスイミングは、心拍数と心拍出量を増加させ、結果的に心臓の拍出力が高まり、全身への酸素供給力が上がります。

 

2-3.姿勢が良くなる

水泳は全身を使う運動であり、特に腹筋や背筋をよく使います。水中で体を支えるためには、腹筋や背筋を均等に使い、適切にバランスをとる必要があります。その結果、普段使わない筋肉群も鍛えられ、姿勢を支える筋力が向上するでしょう。

定期的に水泳をすることで、子どもの姿勢が自然と整い、猫背などの姿勢の悪化を防げるため、成長期の子どもにとって大きなメリットと言えるでしょう。

 

2-4.運動神経が良くなる

水泳はバランス感覚や反射神経を鍛えるのにも効果的です。水の中で効率よく動くには、体の各部分を正確にコントロールする必要があり、運動神経の発達にもつながります。

また、泳ぐ際には手足が連動した運動が求められるので、全体的な体の調整能力や反応速度が向上するでしょう。このようなスキルは他のスポーツや日常生活においても役立つため、子どもの運動能力の基礎を築くのに適しています。

 

3.子どもをスイミングに通わせるときの注意点

スイミング教室に通わせる前に、まずは体験レッスンに参加させてみたり、水遊びを通して水に慣れさせたりするなど、段階的に進めることが大切です。以下では、子どもをスイミングに通わせるときの注意点を3つ解説します。

 

3-1.無理やり通わせない

スイミングは、子どもにとって多くのメリットがある習い事ですが、無理やり通わせるのは逆効果になりかねません。以下では、無理やり通わせないことの重要性と、その理由について解説します。

水嫌いになってしまう可能性がある
子どもが水に慣れていない状態で無理に水泳教室に通わせると、水嫌いになってしまう可能性があります。
自信を失ってしまう可能性がある
周りの子と比べて上手に泳げないと、自信を失ってしまう可能性があります。また、スイミングは個人差が大きい運動なので、焦らずに子どものペースに合わせて通わせることが大切です。
運動嫌いになってしまう可能性がある
スイミングが嫌いになったことがきっかけで、他の運動も嫌いになってしまう可能性があります。

運動は本来、楽しく体を動かすためのものです。嫌な気持ちを持ちながら水泳を続けるのは、子どもの健全な成長にとって良くありません。

 

3-2.感染症に注意する

プールという環境ゆえに、以下のような感染症のリスクも一定伴います。

咽頭結膜熱(プール熱)
  • 原因:アデノウイルスによる感染症
  • 症状:発熱、咽頭痛、結膜炎、皮膚の炎症など
流行性角結膜炎(はやり目)
  • 原因:アデノウイルスによる感染症
  • 症状:涙が出る、目やにが増える、腫れ、むくみ、充血など
伝染性軟属腫(水いぼ)
  • 原因:伝染性軟属腫ウイルスによる感染症
  • 症状:1~5mm程度の大きさの水いぼが、体幹部や四肢にできる

他にも、急性出血性結膜炎や伝染性膿痂疹などもプールでうつりやすい感染症です。

プールから出る前に、うがいや手洗い、目の周りの洗浄、シャワーをしっかりと行うことが予防にもつながります。また感染症予防のためにも、プールに入る時はゴーグルを着用しましょう。

 

3-3.はじめは短期教室から始める

子どもをスイミング教室に通わせるときは、いきなり長期コースに申し込むのではなく、短期教室から始めることをおすすめします。

短期教室では、スイミング教室の雰囲気や指導方法を体験できます。子どもが水泳教室に楽しんで通えるかどうか、判断する材料になるでしょう。また、長期コースに比べて、短期教室は費用も時間も抑えることが可能です。特に経済的な負担が気になる場合や他の習い事との兼ね合いを考えたい場合は、短期教室から始めるのがおすすめです。

 

まとめ

スイミングは生後6か月のベビースイミング頃から始められる運動で、子どもの場合は3~5歳頃から始めるとよいと言われています。

また感染症予防だけでなく、目の健康を守るためにも、プールに入る時はゴーグルを着用することが望ましいです。プールには、ウイルスや細菌が浮遊していることがあり、これらの病原体が目から体内に入ると、結膜炎や中耳炎などの感染症にかかるリスクも高くなります。

VIEWのゴーグルは、子どもでも簡単に装着できる機能(工夫)が施されており、傷がつきにくく、安心の抗菌仕様です。年齢別のラインナップを取り揃えていますので、ぜひご利用ください。

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