スイミングゴーグルのVIEW

水泳ゴーグルの選び方は?3つのタイプや正しいお手入れ方法も解説

水泳を始める際に気になるのが、水泳ゴーグルの選び方です。クッションがあるものやないもの、レンズ加工の有無、ゴーグルの形や色などもさまざまであり、どれを選択すればよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

この記事では、水泳ゴーグルの選び方について、クッションの有無・レンズ加工・レンズの色の3つのポイントから解説します。また、水泳ゴーグルの3つの種類や度付きゴーグルを選ぶポイント、正しい付け方やお手入れ方法なども掲載しています。ゴーグル選びに悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

 

1.水泳ゴーグルの選び方

水泳ゴーグルはさまざまな製品が販売されていて、製品によって使い心地のよさや使用感に違いがあります。試着が可能な場合は実際に装着してみて、ゴーグルが目にフィットするか確認しましょう。

また、水泳ゴーグルを選ぶ際は以下のようなポイントに注目すると、自分に合った製品を選びやすくなるでしょう。

 

1-1.クッションの有無や素材で選ぶ

水泳ゴーグルには「クッション付き」タイプと「ノンクッション」タイプがあります。

水泳ゴーグルのクッションとは、水泳ゴーグルを装着したときに硬いレンズが目の周りに直接触れるのを防ぐ役割を持つ、レンズの縁部分に付いているパーツのことです。

使い心地のよさを重視したい方は、クッション付き水泳ゴーグルがおすすめです。クッションがあることでゴーグルを装着したときに感触がソフトになり、水泳の練習に集中できます。

ゴーグルが目の周りにしっかり密着して、飛び込まずに泳ぐ際には水が入りにくい点もクッション付きの魅力です。また、クッションの素材として柔らかいシリコンを使ったものや、抗菌素材を使ったものも存在します。

一方でノンクッションのゴーグルは、厚みが少なくスリムな水泳ゴーグルを使いたい方に向いています。クッションがない分水の抵抗も小さくなり、飛び込みの際にクッションに圧力がかかってゴーグルがずれる・水が入る可能性も減少するのがメリットです。そのため、競技志向が強い方には基本的にノンクッションゴーグルがおすすめです。

 

1-2.レンズ加工で選ぶ

水泳ゴーグルの中には、レンズ加工がされている製品があります。代表的なレンズ加工が「ミラー加工」と「曇り止め加工」の2つです。

・ミラー加工

ミラー加工の水泳ゴーグルは、レンズにミラーコーティングが施されています。サングラスのように光を遮る効果があり、屋外プールや海といった日差しが強い環境に向いています。レンズ越しに目が透けて見えなくなるため、周囲の視線が気になりにくい点もメリットです。
※カラーによって効果に違いがあります。

・曇り止め加工

曇り止め加工は、レンズの曇りを防ぐ機能付きの水泳ゴーグルです。

水泳中、体温の上昇によってレンズ内側の空気が温められ、外側との温度差によってレンズに曇りが生じることがあります。曇り止め加工の水泳ゴーグルを使用すればレンズの曇りがなくなり、クリアな視界で水泳を楽しめる点が魅力です。

曇り止め加工を重視して水泳ゴーグルを選ぶ場合は、効果がなるべく長持ちする製品を選ぶとよいでしょう。

SWIPE(スワイプ) こすって復活するくもり止め | VIEW | 株式会社タバタ

また、競技志向が強い方の場合は、水中の視界についても確認するのがおすすめです。競泳やトライアスロンの場合、頭を動かさずに周りを見られるかどうかが水の抵抗を小さくするという点で重要になります。したがって、目を動かしても視界がぼやけず、しっかりと周囲が見えるゴーグルを選ぶとよいでしょう。

 

1-3.レンズの色で選ぶ

水泳ゴーグルのレンズには「クリア」「スモーク」「ブルー」「ピンク」「レッド」などの色があります。レンズの色によって水中での見え方が変わるため、水泳の環境・光量や自分の好みで選びましょう。

例として、照明が暗い室内プールで泳ぐ場合はクリアが適しています。直射日光がまぶしい屋外のプールならスモーク、屋外や照明が明るい室内プールではブルー・ピンク・レッドといった色付きがおすすめです。

レンズの色で迷った場合は、色によって期待できる心理効果や、水着の色に合わせる形で選ぶ方法もあります。例えば、エネルギッシュな印象を与える赤色のレンズを選ぶ、黒いレンズを選んで落ち着いた雰囲気を出す、などが挙げられます。ほかにも、デザインがかっこいい・かわいいというイメージ優先でレンズカラーを選んでも問題ありません。

製品情報はこちら

 

2.水泳ゴーグルの種類3タイプ

水泳ゴーグルは大きく分けて、以下の3タイプがあります。

・競泳用ゴーグル(レーシングゴーグル)

競泳用ゴーグルは、レンズのアイカップ部分がコンパクトになっているゴーグルです。水の抵抗を受けにくい形状であり、主に競泳選手や泳ぎのスピードを高めたい方向けとなっています。

ノンクッションの製品が多いものの、クッション付きの製品も存在します。ストラップ(ベルト)の形状は、頭部へのホールド感を高められるツインベルトが主流です。

・フィットネス用ゴーグル

フィットネス用ゴーグルは、レンズのアイカップ部分が大きめに作られていて、視界が広く取れるタイプのゴーグルです。スポーツジムで水泳をする人や、スイミングスクールに通う子どもに向いています。

フィットネス用ゴーグルはほとんどの製品にクッションが付いています。ソフトな着け心地はもちろん、顔にゴーグル跡が残りにくい点もメリットです。

・トライアスロン用ゴーグル(OWSゴーグル)

トライアスロン用ゴーグルは、水泳・自転車ロードレース・長距離走を行う「トライアスロン」に適した競技用ゴーグルです。

トライアスロンの水泳では周囲に多くの競技者が泳いでいるため、視界の確保が十分にできるように大きめのレンズが採用されています。太陽光・紫外線対策としてミラー加工やUVカット加工が施されている点も特徴です。

水泳をする目的は人によって異なります。自分の目的に合う種類の水泳ゴーグルを選びましょう。

製品情報はこちら

 

2-1.度付きのゴーグルを選ぶときのポイント

普段は眼鏡やコンタクトレンズを着けている方は、水泳ゴーグルは度付きの製品を選ぶことがおすすめです。

度付きゴーグルは、自分の視力に合わせてレンズの度数を選んでください。度付きレンズは左右別々で販売されているため、両目の視力が異なる場合であっても、左右それぞれに合った度数のレンズを選べます。

視力に対応した近視度数の目安は、下記の通りです。

自分の視力 近視度数(D)の目安
0.1以下 -4~-8
0.1 -2~-4
0.2 -1.5~-3

まずは眼科などで現在の視力を確認してから、自分の視力に合った度付きゴーグルを購入するとよいでしょう。

度付きゴーグル商品一覧はこちら

 

3.水泳ゴーグルの正しい付け方

水泳ゴーグルは正しい方法で装着しないと、泳いでいる最中にゴーグルがズレたり、レンズの内側に水が入ったりする可能性があります。

水泳ゴーグルの正しい付け方は下記の通りです。

1 ストラップを両手で広げて、後頭部にストラップを掛ける。
2 レンズ部分を額に乗せる。
3 左右のレンズを両手で持ち、やさしく目に被せる。
4 フィット感がよい位置にレンズを調整する。

また、ストラップが曲がっているとゴーグルのズレが発生します。装着後はストラップが真っ直ぐになるよう後頭部に掛けた位置も調整してください。

ストラップが長すぎる、もしくは短すぎるときは、ストラップに付いているアジャスターで長さ調整ができます。長さ調整をするときは水泳ゴーグルを一度外して、アジャスターで留めるストラップの位置を変えましょう。

水泳ゴーグルを装着した状態でストラップの緩みやズレがなく、問題なくまばたきができる程度が、適切なストラップの長さです。

 

4.水泳ゴーグルのお手入れ方法

水泳ゴーグルを使い続けていると、レンズに汚れや曇りが発生することがあります。

レンズの汚れ・曇りは、下記の方法でお手入れして解消しましょう。

・レンズが汚れているときのお手入れ

レンズが汚れているときは、レンズに水道水をやさしく流してすすぎ洗いをします。残った水は柔らかい布で拭き取り、陰干ししてください。

汚れがひどい場合は、食器洗い用の中性洗剤を水で薄めて洗浄水を作り、レンズをすすぎ洗いしましょう。汚れが落ちたら水道水で洗浄水を洗い流して、水気の拭き取りと陰干しをします。

汚れがひどい場合でも、レンズの内側を指でこすらないようにしてください。レンズの汚れの主な原因は皮脂のため、こすると汚れが悪化しやすく、レンズコーティングの剥がれや傷が発生するリスクも生まれます。

・曇りが取れないときのお手入れ

曇りが取れないときは、一般的な水泳ゴーグルであれば曇り止め液を使ってお手入れをしてください。

曇り止め液の使い方は、レンズの内側へと液を1~2滴垂らして、塗りムラがないように指で伸ばします。曇り止め液がレンズに馴染んだら、レンズの内側を水ですすいで完了です。

また、曇り止め加工がされているレンズの場合は、内側を指でこすったり、シャンプーやリンスで洗ったりするのは避けてください。曇り止めの効果が低下する恐れがあります。

水泳ゴーグルのレンズの汚れ・曇り対策を詳しく知りたい方は、下記のページもぜひ参考にしてください。

みんな知らない水泳ゴーグルの新事実!800人に大調査 | VIEW

 

まとめ

水泳ゴーグルを選ぶ際には、クッションの有無、レンズの加工や色に注目することが大切です。クッション付きゴーグルは装着感がよく、目の周りの感触が柔らかい特徴があります。対してノンクッションゴーグルはスリムで水の抵抗が小さいため、競泳などで使われることが多いタイプです。

また、屋外で水泳をする場合はミラー加工を施されたレンズが向いています。曇り止め加工済みのレンズであれば視界をクリアに保てるでしょう。レンズのカラーは自分の好みに合わせて選んでも問題ありませんが、周囲の明るさや見え方もチェックするのをおすすめします。ほかにも、競技志向が強い方は、ゴーグルをつけた状態で頭を動かさずにどこまで視界を確保できるかも確認しておきましょう。