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女子トライアスロン選手
高橋 侑子氏インタビューvol.2

-こだわりや今後について-


女子トライアスロン選手 高橋 侑子氏

<プロフィール>
高橋 侑子(たかはし ゆうこ)1991年8月27日生まれ

所属:相互物産
登録地:東京
活動拠点名:モンテゴルド(ポルトガル)
出身地:東京都三鷹市
出身校(在学校):私立桐朋女子中学校→私立桐朋女子高等学校→法政大学
父親からの紹介で兄と一緒にトライアスロンをはじめ、ジュニアカテゴリーで活躍。
2007年、トンヨンASTCトライアスロンアジアカップでジュニア日本代表として国際大会デビュー。
日本学生選手権4度優勝。2014年ブラジリアFISU世界大学選手権に日本代表として選出され、7位入賞。
2016年二ヨンFISU世界大学選手権では念願の世界チャンピオンに輝く。2013年日本デュアスロン選手権優勝。
2015年世界デュアスロン選手権7位入賞。シーズンオフはデュアスロンレースや海外で長期合宿をすることが多かったが、2017年1月からPaulo Sousaコーチ率いるチームに加入、海外に拠点を置きトレーニングを行う。
2017年ASTCアジア選手権、個人とミックスリレーで優勝。
2022 NTT トライアスロン・ジャパンランキング 1位

女子トライアスロン選手 高橋 侑子氏

-- こだわりやルーティーンについて

私はあえてルーティンを作らないことにしています。
トライアスロンはスイムも海だったり川だったり、バイクもフラットだったり坂道だったり様々な環境に適応しなくてはいけません。国やレース環境等毎回違うコンディションになることが多いので、ルーティンができなくなって気持ちが揺らぐのは嫌なので、環境適応できる能力を鍛えるためにもあえて作らないことにしています。

選手によっては、お風呂がないとダメ、とかという人もいますが、海外ではバスタブがないところが多いんです。その為にスパに行ったりとかもしているので、お風呂に入ることをルーティーンにとしてしまうと、それがストレスになってしまいます。
食事もレースの何時間前までには食べるという時間管理はしますが、「必ず何を食べる」とかも決めていません。私にとってルーティーンをつくらないことがストレスを溜めないために必要なことです。

女子トライアスロン選手 高橋 侑子氏

-- 海外拠点生活について

日本に帰ってくると「日本食はおいしいな」「日本っていいな」と思うことはありますが、海外にいる時に恋しくなることはありません。自分の目標があって、そこにいるのがいいと思って練習しているので、どの国へ行っても、拠点のコーチやチームメイトが大切な存在です。

これまでの海外渡航で、きれいだなと思った国はスイスです。ハイキングに行った時に、山がとても綺麗で自然のパワーを全身でたっぷり感じました。
食事が美味しかったのはスペインとイタリアですね。特にスペインは魚やごはんもよく食べてました、個人的にスペインと日本は似ているところが多い気がします。

-- 今後について

4年に一度なので、パリ五輪は区切りとして意識はしています。
東京五輪を終えてみて自分の中でできたこと、できなかったことが見えてきました。 まだトライアスロンがやりたいという気持ちがあったので、今は目の前にあるひとつひとつのことをしっかりやることで、その先にパリ五輪があるという感じです。

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